命を救うための研修 救急救命講習

 8月16日(金)

夏休みも残すところあと3日となりました。
宿題は終わったでしょうか。忘れ物がないか確認はできているでしょうか。
なによりも、けがや病気をせず、元気に過ごせたでそうか。

今日は、先生方で消防の職員の方を講師に招き、救急救命講習を行いました。
美山小学校では、毎年先生方を対象にした救急救命講習を行っています。
これまで勤務していた職場や大学、自動車免許の取得の際にも経験しているものですが、
昔と比べるとやり方も考え方も変わってきています。
講師の先生方のお話を聞きながら、
こういった講習は一度やったからいいといったものではなく、
定期的におこなっていかないと今の流れに逆行してしまう恐れもあると感じました。
また、定期的に経験していくことで、いざというときに力が発揮できるのです。
はじめに『胸部圧迫』を行いました。
定期的に実施しているだけあって、先生方みんなスムーズにできました。

圧迫するのにリズムが大切だと言われています。
”アンパンマン”や”世界に一つだけの花”などがありますが、
最近はBTSの”Butter”だそうです。せっかくなので実際に音楽を流し、
圧迫のリズムも確認しました。
『胸部圧迫』の次は、AEDです。
使い方はもちろんですが、何よりも大切なのは”連携すること”です。
倒れている人を見つけたら一人で何とかしようとするのではなく、
近くにいる人を呼び、役割を分担し、みんなで命を救うのです。
”困ったときはみんなで乗り越える”
人と人とがつながり合うための”声”についても学びました。

月曜日から、学校が始まります。
”声”は耳から入ってくるもので、目には見えません。
でも、”声”が聞こえてくるのをを待っているのではなく、
聞こえてこない”声”も見つけられるようアンテナの感度を高めていきます。
表情、動き、何気ない仕草、心の声…これらはすべて目で見る”声”です。

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講師の方からいただいた資料です。
最近のスマホや腕時計から、知らないうちに119番に通報がいってしまっていることが
増えているようです。昨年度だけでも北見市は7058件の救急車の要請がありましたが、
すべてが適正利用ではなかったようです。
本当に必要な人のためにも、適正利用について協力を呼び掛ける内容でした。
万が一、間違って要請してしまった場合は、「間違えました!」と言ってくれるだけで
救急車の出動を止めることができるそうです。
大きなげがや事故もなく、夏休みを過ごし学校に帰ってくる子どもたち。
何もなかったからよいのではなく、これからも何もないように
夏休み明けは特に”命を育む指導”を充実させていきます。